2008年07月16日
洞爺湖サミットが終わりましたね
洞爺湖サミットが終わって、もう一週間が経ってしまったんですね。
僕は今回のサミットは良かったと思っていたのですが、世論調査などではあまり評価は高くないようです。
(YOMIURI ONLINE、asahi.com)
地球政府のような機関が存在しない国際社会では、団結して行動するためには国同士の約束を積み重ねるしか方法がありません。どの国も自国の国民の利益が大事ですから、一筋縄ではいかないのは容易に想像できます。
日本国内なら、政府が法律を作ってしまえば、それに反した場合はたとえば警察などで取り締まることができます。要は政府とか警察が権力をもってるんですよね。
でも、国際社会には絶対的な権力を持つ組織は存在しない。
まぁ確かに、国連の決議などは比較的力があるような気もします。でも、安全保障理事会に入ってるアメリカなどには全く影響力が無いわけで…
なので、そんな中で、各国がCO2排出量削減に向けて足並みをそろえて進むのは、本当に大変なことだと思います。
なにせ、どの国もおそらく短期的には「(経済的には)損」をするわけですから。
おまけに科学的にも突っ込みどころが若干あると来ては…
そういうわけで、アメリカは今まで温暖化対策に非常に消極的だったんでしょうね。
今回は、そんなアメリカを含めたG8が「世界のCO2排出量を2050年までに半減させる」という長期目標に事実上合意しました。
次は、国ごとに具体的な中期の数値目標を設定するという感じでしょう。
確かにゆっくりではありますが、着実に前進できています。
ということで、僕は洞爺湖サミットは成果があったと思ってます。
新聞記事にも書いてありますが、福田さんも頑張ったようですし。
世界で最も有名なサミット研究機関、カナダ・トロント大「G8研究グループ」も、今回のサミットには高得点をつけたそうです。
(YOMIURI ONLINE)
しかし、何でここまでサミットの評価が低いんでしょうか……
必要以上に批判をするのは、得策では無い気がするんですけどねぇ。
誰か理由を教えてくださいw
僕は今回のサミットは良かったと思っていたのですが、世論調査などではあまり評価は高くないようです。
(YOMIURI ONLINE、asahi.com)
地球政府のような機関が存在しない国際社会では、団結して行動するためには国同士の約束を積み重ねるしか方法がありません。どの国も自国の国民の利益が大事ですから、一筋縄ではいかないのは容易に想像できます。
日本国内なら、政府が法律を作ってしまえば、それに反した場合はたとえば警察などで取り締まることができます。要は政府とか警察が権力をもってるんですよね。
でも、国際社会には絶対的な権力を持つ組織は存在しない。
まぁ確かに、国連の決議などは比較的力があるような気もします。でも、安全保障理事会に入ってるアメリカなどには全く影響力が無いわけで…
なので、そんな中で、各国がCO2排出量削減に向けて足並みをそろえて進むのは、本当に大変なことだと思います。
なにせ、どの国もおそらく短期的には「(経済的には)損」をするわけですから。
おまけに科学的にも突っ込みどころが若干あると来ては…
そういうわけで、アメリカは今まで温暖化対策に非常に消極的だったんでしょうね。
今回は、そんなアメリカを含めたG8が「世界のCO2排出量を2050年までに半減させる」という長期目標に事実上合意しました。
次は、国ごとに具体的な中期の数値目標を設定するという感じでしょう。
確かにゆっくりではありますが、着実に前進できています。
ということで、僕は洞爺湖サミットは成果があったと思ってます。
新聞記事にも書いてありますが、福田さんも頑張ったようですし。
世界で最も有名なサミット研究機関、カナダ・トロント大「G8研究グループ」も、今回のサミットには高得点をつけたそうです。
(YOMIURI ONLINE)
しかし、何でここまでサミットの評価が低いんでしょうか……
必要以上に批判をするのは、得策では無い気がするんですけどねぇ。
誰か理由を教えてくださいw
Posted by じょきょうじゅ at 02:21│Comments(7)
│環境問題について思うこと
この記事へのコメント
数値目標が示されていないからじゃないの?
Posted by あみーる at 2008年07月16日 09:33
MEMでCO2半減が共有できなかったこととかですかね。
Posted by CTO at 2008年07月16日 14:14
まず、誰が評価していないかと考えたとき、それは、「国民による」と考えられる世論調査の結果や「国民の声の代弁をしている」とされるマスコミ報道が挙げられるでしょう。
ただし、ここで挙げる評価はかなり複合的な視点でサミットを評価しているうえ、「国民個人からの視点」や「マスコミの扱いやすさ」などで、具体的に言うと、環境問題などの至極大きなスケールの問題は、直近の問題として、先進国のスタグフレーション懸念などの問題と比べると個人に直結しない、なかなか想像できないなどの問題で、その様な問題に対する評価の比重は基本的に小さくならざる得ません。
これは、環境問題を含む、様々な問題で言えることですが、個人レベル+αの問題から乖離したと「イメージ」される問題は、評価され難いのはあたりまえで、結局COP3の頃から、それらの日本神内におけるイメージは対して変わっていないのではないかと思ってしまいます。(一部がものすごく沸いてるだけと言うのが一般的なイメージでしょう)
それに、つけくわえ、サミットという場が、地域振興などの意味とかなり密接に関わるという問題や、苛つくほどに"eco"をアピールする様など関係のない(と思っている)一般国民からすれば、"ウザイ"以外の何者でもないでしょう。
その様な、結果として、このようなサミットの低評価に繋がっていると考えられます(僕としては正しい評価と考えています)
と言うことで、根本的な環境政策を推し進めることが激ムズだと言うことがよく分かったサミットと言うことで良かったのではないでしょうか?
評価というのは結局政治で決まります。
ただし、ここで挙げる評価はかなり複合的な視点でサミットを評価しているうえ、「国民個人からの視点」や「マスコミの扱いやすさ」などで、具体的に言うと、環境問題などの至極大きなスケールの問題は、直近の問題として、先進国のスタグフレーション懸念などの問題と比べると個人に直結しない、なかなか想像できないなどの問題で、その様な問題に対する評価の比重は基本的に小さくならざる得ません。
これは、環境問題を含む、様々な問題で言えることですが、個人レベル+αの問題から乖離したと「イメージ」される問題は、評価され難いのはあたりまえで、結局COP3の頃から、それらの日本神内におけるイメージは対して変わっていないのではないかと思ってしまいます。(一部がものすごく沸いてるだけと言うのが一般的なイメージでしょう)
それに、つけくわえ、サミットという場が、地域振興などの意味とかなり密接に関わるという問題や、苛つくほどに"eco"をアピールする様など関係のない(と思っている)一般国民からすれば、"ウザイ"以外の何者でもないでしょう。
その様な、結果として、このようなサミットの低評価に繋がっていると考えられます(僕としては正しい評価と考えています)
と言うことで、根本的な環境政策を推し進めることが激ムズだと言うことがよく分かったサミットと言うことで良かったのではないでしょうか?
評価というのは結局政治で決まります。
Posted by hirose30 at 2008年07月16日 14:47
あと、今回の低評価は、完全に福田内閣の評価とリンクしているので余り環境政策への評価などとは関係が無いと思います。
Posted by hirose30 at 2008年07月16日 14:48
日本国内の評価と、参加各国での評価って、結構乖離してそうだね。
それと、やっぱり重要なのはこのサミットの結果、「具体的に何かが行われるのか」でしょう。
サミットの結果を受けて各国で何か行われた(もしくは何も行われなかった)というところまで見ることも、必要なのではないのかなと。
それと、やっぱり重要なのはこのサミットの結果、「具体的に何かが行われるのか」でしょう。
サミットの結果を受けて各国で何か行われた(もしくは何も行われなかった)というところまで見ることも、必要なのではないのかなと。
Posted by ketsu at 2008年07月16日 20:17
評価が良くないのは全ての議題で中途半端に終わった感があるからじゃないかな。
二酸化炭素を出さないと言ってるのにサミットで出しまくってるとかかね。
個人的には二酸化炭素出さないとか言って、二参加炭素を出してる原油について言及するのはどうかと思うが・・・
二酸化炭素を出さないと言ってるのにサミットで出しまくってるとかかね。
個人的には二酸化炭素出さないとか言って、二参加炭素を出してる原油について言及するのはどうかと思うが・・・
Posted by 幻想仙人@桜色之亡霊 at 2008年07月17日 00:31
みなさま、コメントどうもありがとうございます。そしてお返事遅れてしまい申し訳ないです。
>hirose30さん
言われたとおり、確かに「サミットでの温暖化対策の評価」=「サミットの評価」ではないですね。自分の中できちんと整理しないまま書いてしまった気がします。ごめんなさい。
本当に、温暖化という話は確かに直近のものとしてイメージするのが難しいですから、サミット全体の評価にはつながりにくいでしょうね。あと、福田内閣の評価とリンクしているという点も納得です。さもありなん、と感じたというだけですが…。
あ、一応、朝日新聞の世論調査の方ではサミットでの温暖化の話し合いの結果についても調査しているようです。
温暖化の話し合いの結果を
・評価する:32%
・評価しない:53%
ということで、他のみなさんのコメントはこの結果を見ながらお答えしたいと思います。
>あみーるさん、CTOさん、幻想仙人さん、ketsuさん
確かにみなさんが言われるとおり、この問題はまだまだやることはたくさんありますよね。「中途半端」という表現は、全体の印象を的確に言い表している気がします。
ketsuさんもコメントしてくださっているように、「具体的に何かが行われるか」という事がとても重要だと思いますが、おそらく現状ではG8各国の行動は変わらないでしょう。
実際、今回のサミットで為された合意はその程度なんじゃないかと。
なので、具体的な二酸化炭素排出削減行動にすぐつながるか、という視点で今回のサミットを評価したら、当然評価は低くなるんでしょうね…。
でも、それでも十分よくやったと思ったのでこのような記事を書きました。
物事の順序を考えるとやはりまずG8での半減目標の共有が必要であり、しかもそのハードルは非常に高いと思われたので。
まぁ、単に僕がサミットに期待しなさすぎだったからなのかも知れませんが…
返答を考えながら、勉強させてもらった気がします。
どうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
>hirose30さん
言われたとおり、確かに「サミットでの温暖化対策の評価」=「サミットの評価」ではないですね。自分の中できちんと整理しないまま書いてしまった気がします。ごめんなさい。
本当に、温暖化という話は確かに直近のものとしてイメージするのが難しいですから、サミット全体の評価にはつながりにくいでしょうね。あと、福田内閣の評価とリンクしているという点も納得です。さもありなん、と感じたというだけですが…。
あ、一応、朝日新聞の世論調査の方ではサミットでの温暖化の話し合いの結果についても調査しているようです。
温暖化の話し合いの結果を
・評価する:32%
・評価しない:53%
ということで、他のみなさんのコメントはこの結果を見ながらお答えしたいと思います。
>あみーるさん、CTOさん、幻想仙人さん、ketsuさん
確かにみなさんが言われるとおり、この問題はまだまだやることはたくさんありますよね。「中途半端」という表現は、全体の印象を的確に言い表している気がします。
ketsuさんもコメントしてくださっているように、「具体的に何かが行われるか」という事がとても重要だと思いますが、おそらく現状ではG8各国の行動は変わらないでしょう。
実際、今回のサミットで為された合意はその程度なんじゃないかと。
なので、具体的な二酸化炭素排出削減行動にすぐつながるか、という視点で今回のサミットを評価したら、当然評価は低くなるんでしょうね…。
でも、それでも十分よくやったと思ったのでこのような記事を書きました。
物事の順序を考えるとやはりまずG8での半減目標の共有が必要であり、しかもそのハードルは非常に高いと思われたので。
まぁ、単に僕がサミットに期待しなさすぎだったからなのかも知れませんが…
返答を考えながら、勉強させてもらった気がします。
どうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Posted by じょきょうじゅ at 2008年07月19日 00:14