2008年07月19日
意外と嘘はあるんですね…
日経Ecolomyというサイトがあります。
結構内容が充実していて、いつか時間をかけてじっくり読みたいと思っている注目サイトの一つなのですが、その中のあるコラムを見ていて「えっ…」と思ってしまいました。
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森と人の懸け橋(稲本正)
国民運動になりつつあるマイ箸運動
……その工場では、年間降雨量が多い桂林で入手しやすく、かつ生育の早い「竹」を用いて割り箸を製造していたのだが、しかしながら昨今問題視されているように、ここで製造されている割り箸もご多分に漏れず、亜硫酸塩を用いて漂白されていた。
竹は天然のものだから漂白などしなければ明らかに色のバラつきがあるものである。つまり私たちが目にする中国製の竹の割り箸は似非の色と見るべきなのである。亜硫酸塩は日本では食品添加物としての使用が禁じられているものであり、中国ではまだ規制されていないようだが、わずか数分という洗浄でどこまで洗い落とせているかは甚だ疑問が残る。つまるところこの割り箸を利用する日本人は、わざわざ割り箸を介して残留した亜硫酸塩を口に運んでいるようなものである。……
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いやいや、ちょっと待って。
亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム)は日本国内でもちゃんと食品添加物として認められています!
あなたが飲むワインにはほぼ確実に入ってます!!
いや、こんなに堂々と嘘をつかれてしまうと、愕然としてしまいますね。
「亜硫酸塩 食品添加物」でgoogle検索してみると、すぐこのようなサイトが出てくるんですが…
とりあえず、必要以上に化学物質を悪者にされるのは、化学系の学生としては不本意です。はい。
でもよく考えてみると、Webだけではなく、書籍ですらもこのような厚顔無恥な嘘を平気で言う人たちはいるんですよね。
だからこそ正確な科学を伝えることの需要があるわけですが…
なんとも言えません。
結構内容が充実していて、いつか時間をかけてじっくり読みたいと思っている注目サイトの一つなのですが、その中のあるコラムを見ていて「えっ…」と思ってしまいました。
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森と人の懸け橋(稲本正)
国民運動になりつつあるマイ箸運動
……その工場では、年間降雨量が多い桂林で入手しやすく、かつ生育の早い「竹」を用いて割り箸を製造していたのだが、しかしながら昨今問題視されているように、ここで製造されている割り箸もご多分に漏れず、亜硫酸塩を用いて漂白されていた。
竹は天然のものだから漂白などしなければ明らかに色のバラつきがあるものである。つまり私たちが目にする中国製の竹の割り箸は似非の色と見るべきなのである。亜硫酸塩は日本では食品添加物としての使用が禁じられているものであり、中国ではまだ規制されていないようだが、わずか数分という洗浄でどこまで洗い落とせているかは甚だ疑問が残る。つまるところこの割り箸を利用する日本人は、わざわざ割り箸を介して残留した亜硫酸塩を口に運んでいるようなものである。……
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いやいや、ちょっと待って。
亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム)は日本国内でもちゃんと食品添加物として認められています!
あなたが飲むワインにはほぼ確実に入ってます!!
いや、こんなに堂々と嘘をつかれてしまうと、愕然としてしまいますね。
「亜硫酸塩 食品添加物」でgoogle検索してみると、すぐこのようなサイトが出てくるんですが…
とりあえず、必要以上に化学物質を悪者にされるのは、化学系の学生としては不本意です。はい。
でもよく考えてみると、Webだけではなく、書籍ですらもこのような厚顔無恥な嘘を平気で言う人たちはいるんですよね。
だからこそ正確な科学を伝えることの需要があるわけですが…
なんとも言えません。